用語集

オイル仕上げ革

クロム革を、油を含んだ感じに仕上げた革。靴のアッパーに使われることが多い。「クロムなめし革」の項参照。

オイルスキン

乾性油を片面に塗布した防水綿織物。油引き綿布、油布のこと。

オイルスキンコート

油引きのコットン素材でできた防水コート。耐久性に優れていてイギリスに愛用者が多い。

オイルタンドレザー

油脂加工をした、防水性のあるなめし革。登山靴のアッパーなどに使用。

オイルドウール

油脂加工を施した防水性のある素材。通常、せっけんとアルカリの混合水で原毛の汚れを洗い去った後に、羊やアザラシの油脂を染み込ませるという加工法がとられる。この素材で作られたセーターを総称してオイルドセーターという。

大割カバン

スーツケースの一種。真ん中から大きく割れるところから「大割カバン」と呼ばれている。また、英国の政治家の名前をとって、別名「グラッドストンバッグ」(同項参照)ともいわれる。素材としては皮革が使われる場合が多く、スーツケース型などの旅行カバンのこと。

オーガニックブルー

古典的なインディゴブルーのこと。わずかに赤みを含んだブルーで、かつてのリーバイスの「ビッグEL」(同項参照)に使われていた。昔ながらの染色法に近いもので、少量のコーンシロップを混ぜたりする。

おかめ

ウイングチップ(同項参照)の別名。ブローギング(同項参照)のカットが、おかめのお面の髪型にそっくりなところから付けられた名称。

オクソニアン

一般的には17~18世紀に考案されたオックスフォード式を取り入れたブーツのことをいう。

オクタゴンタイ

アスコットタイ(同項参照)の一種。1860年代に流行。一種の結び切りのネクタイで、その形が八角形をしているところから命名された。

オックスフォードバッグズ

バギーパンツの誇張型。シルエットはほとんど日本の袴(はかま)に等しいほど、パンツ幅が広い。1920年代の典型的なファドファッションの1アイテム。

オックスフォード

3対から6対のアイレット(同項参照)付きで、紐で締める方式の短靴の総称。狭義ではブルーチャー(同項参照)式。これに対してバルモラル(同項参照)式の靴をダービーシューズともいう。主にイギリスで使われる言葉でその種類はサドルオックスフォード、ブローグドオックスフォード、テニスオックスフォード、プレーントウオックスフォードなどがあげられる。

オックスフォードクロス

ボタンダウンシャツ(同項参照)に使われる代表的生地。白、青、ピンクなど淡い色が中心の、目のやや粗い平織物。細い番手糸のつやのあるものは「ロイヤルオックスフォード」と呼ばれる。

オックスフォードボタンオーバーズ

ボタン掛け式のオックスフォード短靴のこと。1863年に登場し、ボタンオックスフォードとも呼ばれる。

オックスフォードボタンダウン

オックスフォード地のボタンダウンシャツの略称。ブルックスブラザーズ社のフルボディ&フルスカートモデル(たっぷりした身頃と袖、末広がりぎみの丈の長いロングテールシルエット)が典型。色は白か淡い色調が基本。

オッドジャケット

パンツと共布でない上着。替え上着のこと。類語はスポーツジャケット、スポーツコート。対語はスーツジャケット。

オッドヴェスト

替えヴェスト、変わりヴェストのこと。スーツとと共地でない素材で作られたヴェストのことで、一般的にスポーティなものが多い。

オートオーバーコート

カーコートに同義。ショートコートの一種。襟、ポケットなどディテール、デザインは多様だが、着丈はフィンガーチップレングスが原則。オリジナルは20世紀初頭のロードスター用のシープスキンコート。

オーバーコート

防寒用コート。冬季に着用する厚手のコートの総称。ウインターコート、ウインターオーバーコートともいう。

オーバーダイ

製品になった後、インディゴブルー以外の色で上染めすること。汗や油で汚れた雰囲気を出すのに効果的。中古加工のひとつ。

オーバーナイトケース

一泊程度の旅行に適した、中型の手提げ型バッグのこと。

オーバルネック

オーバルは「卵形の、楕円形の」という意味。丸首でも横長に開いたネックライン。ボートネックとクルーネック(各項参照)の中間タイプ。

帯鉄

帯状にした金具で、バッグのハンドルを装着する裏面につける補強用の金具のこと。

オフセットセンターループ

ヒップライン中央のダブルステッチ縫製を避けて付けられた、最後部のベルトループのこと。ベルトループ下部が斜めにオフセットされているタイプと、上下ともにオフセットされたタイプが存在する。生地が重なり厚地になった部分を避けて縫製することで、生産効率を図った仕様ともいわれる。縫製技術の発達によって、現在では、ヴィンテージタイプ以外のジーンズでは見ることのできない仕様。

オフタートルネック

首回りから離れた、ゆったり気味のタートルネックの総称。女性向きセーターに多用されたが、最近は男性用にも見られる。

オープンケース

スーツケースの一種。ファスナーによって口が大きく開閉する。

オープンシーム

広い幅のジーンズ素材に普及したことから生まれた仕様。耳のない生地の端をかがり縫いしてから割縫いをしたシーム部分を指す。

オペラパンプス

代表的な夜間礼装用の靴。黒のエナメルかカーフスキンで、リボン飾りが特徴。テールコートおよびタキシードに合わせる。類語リボンパンプス、イブニングパンプス、ドレスパンプス。

オペラスリッパ

室内履きの一種。前後2つに分かれたスリッパで低いヒールが付く。サイドのカットが特徴的。

オペラスリッパ

室内履きの一種。前後2つに分かれたスリッパで低いヒールが付く。サイドのカットが特徴的。

オペラパンプス

シルクリボン付きのエナメル革製の靴。燕尾服やタキシードなど、夜のフォーマルウエアに合わせるシューズ。

織りネーム

別名、インサイドネーム。タブとは別にジーンズの内側に縫いつけられた布製ラベルのこと。ブランド名の他にサイズ、防縮加工が施された生地であることなどの情報が記されている。

折襠(おりマチ)

折り込んだ襠(マチ)。ハンドバッグの「マチ」の一種。

オリーブグリーン

黄色みをおびた暗緑色、または暗い緑黄色。オリーブ色よりやや深みのある緑黄色で、彩度が低くなると(黄色が茶色に近くなると)オリーブドラブと呼ばれる。1960年代初期のアイビーブレザーに多用され、当時、日本でも流行した。

オールオーバー

全体にくまなくこすれた感じに仕上げる加工のこと。これに対して部分的に加工することをプレイスという。

オールオーバーセルフパターン

総編み柄。セーターの全面に多様な模様編みを施したものをいう。アランセーターがその典型。

オンス

生地の厚さを表す単位。1平方ヤードあたりの重さを基準として厚さを表している。ちなみに1オンスは約28.4g。現在は14オンスがジーンズ素材のレギュラーオンスとされる。

オーニングストライプ

直訳は日よけ縞。ビーチパラソルのような太い棒縞を指す。白地に赤や青が典型的。そのほかにブルーにイエロー、ピンクにオレンジなど原色系の配色が特徴。リゾート用ブレザーなどに用いられる。

オーバージャケット

アウターウエアの種類。1978年に登場。コートのような替え上着といったもの。丈は普通の替え上着より少し長め。型はシングルもダブルもある。コート用の生地で仕立てられた点を除けば、一見、普通のジャケットとあまり変わらない。シャツやニットの上に着たり、コート代わりにブレザーやスーツの上に羽織ることもできる。

オーバーザニーレングス

コート丈。アップザニーレングスともいい、膝上丈のこと。膝下丈はアンダーザニーレングスという。

オーバーレイプラグシューズ

スリップオン(同項参照)だが、U字の部分のふたが大きい。

オープンカラー

開襟ともいう。ラペル部分が身頃から続き、開き型となった襟の総称。(パジャマカラー、コンバーチブルカラーの項照)

オープンパッチポケット

雨ぶたなしの貼り付けポケット。フラップレスパッチポケット、プレーンパッチポケットなどの呼び方もある。1910年代から20年代までのブレザーは、ダブル型、シングル型とも、胸・脇ともにフラップなしのパッチ式だった。

オールインライン

ダブルブレステッドジャケットのボタンの配列の一種。左右2列のボタンが平行に並んでいるものを指す。対語はスプレッドアウト(同項参照)。

オールウェザーコート

全天候型コートのこと。晴雨兼用の機能をもつコートを総称する。ウエザーコートとも略称され、トレンチコートもここに含まれる。特に決まった形はなく、ほとんどが防水加工されたコットンや合成繊維でつくられ、膝丈サイズが主流。アクアスキュータム社のアクアファイブはあまりにも有名。

オールシーズンコート

スリーシーズンコートと同義。文字どおり夏を除く3シーズンにわたって着用できるコート。裏地は取り外しができる。